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蚊帳織りのこと

蚊帳織りとは、日本書紀に書かれる時代(西暦300年前後)に、中国から伝わった技術で、

​その布地は、目が粗く、風を通し、虫の侵入を防ぐ「蚊帳」に使われてきました。

奈良の伝統的な産業で、昭和中期には、100以上の工場があったそうですが、

現在は15社くらいになっているそうです。

蚊帳織りは、今では、その特性を活かしたふきんや手ぬぐい、産業用の資材などに使われているそうです。

とてもカラフルな生地は、洋服やスカーフなどにも使われています。

 

​ゼロプロジェクトでは、歴史ある蚊帳織りに注目し、蚊帳織りの余った布地を、

商品の包装に使わせていただくことになりました。

もちろん、普段は余すことなく使われていますが、稀に出る商品化が難しい反物を分けていただきます。

蚊帳生地にもたくさんの原料があり、麻、綿、レーヨンなど。現在、ゼロプロジェクトでは、

綿100%の真っ白な生地を使わせていただいております。

お届け当初は、でんぷん糊で糊付けされた状態です。

この糊は、口に入っても大丈夫な原料でできています。

熱めのお湯で洗っていただくと落ちやすく、洗うごとにふわふわに柔らかい手触りになります。

布地は端の処理はしておりませんので、お好みに応じて、使っていただけたら嬉しいです。

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