私は日本に生まれ育ち、限られた地域の中で暮らしてきました。
その中でも、思い通りにならないことがたくさんありました。
もっと、〇〇だったら、、、そう思いながら生きていた時、
ある本に出会いました。
「世界がもし100人の村だったら」
その本が日本で出版されたのは、2001年の終わり、
頭をガツンと殴られたような衝撃を受けました。
本では、当時の人口は63億人となっているので、現在とは少し割合が異なっていると思います。
大学に行けるのはたった1人
という記述に目を疑いました。
(ちなみに、統計では2016年では7人だったので、今はもう少し多くなっているかもしれません)
日頃の不満なんかが吹き飛ばされる気がしました。
日本に生まれたことさえ、奇跡みたいじゃないか。
私がなぜ日本人として豊かに暮らせているのか、
これには、なんらかの意味があるのではないか、、、
そう考えるきっかけになった出来事です。
また、自分の周りだけを見て、無いものを苦痛に思う毎日に疑問を持ち、
「世界」という広い視野を持つことを考え始めるきっかけでもありました。
パキスタンは、学校に行っていない子どもの数が、
世界で二番目に多い国だそうです。
(学校に通えない子どもの数が多い上位10カ国は、インド、パキスタン、ナイジェリア、エチオピア、中国、インドネシア、タンザニア、バングラデシュ、コンゴ民主共和国、スーダン)
そして、国の4割の人々は、基本的な読み書きができないそうです。
私たちが、日本にいて、当然の権利として、
時には文句さえ言いながらも享受してきた、
学ぶ、ということ
それが、まったく異なる場所がある。
私たちにできることは何だろうか、問いかける毎日です。
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